【保存版】大人ミリタリーアウター解説|全種類10選

【保存版】大人ミリタリーアウター解説|全種類10選

ミリタリーアウターは、機能性とスタイリッシュさを兼ね備えた大人の定番アイテムです。本記事では、代表的な10種類のミリタリーアウターの特徴や着こなし方、選び方までを徹底解説。これを読めば、あなたにぴったりのミリタリーアウターが必ず見つかるはずです。

 

ミリタリーアウターとは? その魅力と多様性

軍服として開発されたミリタリーアウターは、実用性と耐久性を追求した結果、現代のファッションアイテムとしても高い人気を誇っています。その歴史は第一次世界大戦にまで遡り、各国の軍隊で使用された様々な種類のアウターが、今日では洗練されたデザインとして進化を遂げています。

具体的な魅力として、以下の3つが挙げられます:

  • 高い機能性:防風性、防水性、耐久性など、実用的な機能が充実
  • デザイン性:ミリタリーテイストながら、モダンなアレンジが可能
  • 汎用性:カジュアルからキレイめまで、幅広いスタイリングに対応

たとえば、寒冷地での任務用に開発されたN-3Bは、現代では都会的なスタイリングのアクセントとして活用されています。また、パイロットジャケットとして知られるMA-1は、そのスタイリッシュなシルエットから、ストリートファッションのアイコンとして不動の地位を確立しています。

1. MA-1:定番ボンバージャケットの魅力と着こなし

中綿入り防水フライトダウンジャケット
3M Thinsulate MA-1 / 中綿入り防水フライトダウンジャケット N4545

 

MA-1は、1950年代にアメリカ空軍のフライトジャケットとして開発された、最も人気のあるミリタリーアウターの一つです。当初はナイロン製の軽量な防寒着として使用されていましたが、現在では様々な素材やカラーバリエーションで展開されています。

具体的な特徴としては:

  • リバーシブル仕様:表地と裏地で異なる表情を楽しめる
  • 豊富なカラー展開:ブラック、オリーブ、ネイビーなど、コーディネートしやすい色味が揃う

価格帯は、スタンダードなブランドで2万円前後から、高級ブランドでは10万円以上するものまで幅広く展開されています。たとえば、ALPHA INDUSTRIESの定番モデルは、2.5万円程度で本格的な作りと現代的なシルエットを楽しむことができます。

2. N-3B:極寒地仕様の本格派ミリタリーパーカー

N-3Bは、1950年代に米空軍のパイロットのために開発された極寒地仕様のミリタリーパーカーです。-50℃という過酷な環境下でも対応できる高い保温性を持ち、現代のアウターウェアとしても高い人気を誇っています。

特徴的なディテールとしては:

  • ボリュームのあるファー付きフード:防寒性と同時にスタイリングのアクセントに
  • フロントジッパーのダブルフラップ:防風性を高める実用的な設計

価格帯は、正規品のレプリカモデルで3万円前後から、ヴィンテージの本物なら10万円以上するものまで様々です。The REAL McCOY'Sなどのミリタリーファッション専門ブランドでは、当時の製法を忠実に再現した高品質なモデルを展開しています。

3. M-65:機能性とデザイン性を兼ね備えたフィールドジャケット

washed military jacket / M65改良版ショートバージョン N4544
¥23,000

アイテム詳細はこちら

 

M-65は、1965年にアメリカ軍で正式採用されたフィールドジャケットで、その機能的なデザインと実用性から、現代のファッションシーンでも人気の高いアイテムです。四つの大きなフロントポケットと、襟裏に収納可能なフードが特徴的です。

実用的な機能として注目すべき点は:

  • ウエストとすそのドローコード:体型に合わせたシルエット調整が可能
  • 取り外し可能なキルティングライナー:季節に応じた着用が可能

価格は、一般的なブランドで2〜3万円程度、BUZZ RICKSON'Sなどの本格的なミリタリーブランドでは5万円以上します。素材も、オリジナルのコットンサテンから現代的な高機能素材まで、様々なバリエーションが展開されています。

4. モッズコート:モッズ文化を象徴するミリタリーアウター

1960年代のイギリスで、若者のファッションカルチャーとして知られるモッズ族が愛用したのが、このモッズコートです。元々は米軍のM-51パーカーをベースにしていますが、より洗練されたシルエットと都会的なデザインに進化しました。

代表的な特徴としては:

  • フィッシュテールデザイン:後ろ裾が特徴的な魚の尾びれ状のカット
  • ライナー付きの2WAY仕様:気温に応じて着用スタイルを変更可能

価格帯は、カジュアルブランドの普及版で3万円前後から、Paul Smithなどのハイエンドブランドでは10万円以上するものまで幅広く展開されています。特に、ライナーの着脱可能なタイプは、春先から冬まで長期間活用できる実用的な選択肢となっています。

5. デッキジャケット:海軍由来の機能美あふれるアウター

デッキジャケットは、海軍の作業用ジャケットとして開発された、実用性重視のミリタリーアウターです。耐久性の高い素材と機能的なデザインが特徴で、現代でもワークウェアテイストのアイテムとして人気があります。

主な特徴として:

  • 高い耐久性:厚手のコットン素材で耐久性に優れる
  • 実用的なポケット配置:作業時の使いやすさを考慮した設計

一般的な価格帯は2〜4万円程度で、WORKERSFREEWHEELERSなどのワークウェアブランドでは、ヴィンテージ感のある製法と現代的な解釈を融合させた魅力的なモデルを展開しています。

6. フィッシュテールパーカー:個性的なシルエットが魅力のM-51

フィッシュテールパーカーは、1950年代に米軍で採用されたM-51パーカーの別称で、その特徴的な後ろ裾のデザインから、この名称で親しまれています。現代のファッションシーンでは、カジュアルからモード系まで幅広いスタイリングに活用されています。

デザイン上の特徴として:

  • 後ろ裾のフィッシュテール:独特のシルエットを生み出す
  • 大きめのフードと多機能ポケット:実用性と個性的なデザインの両立

価格帯は、カジュアルブランドで4万円前後、AVIREXALPHA INDUSTRIESなどの老舗ミリタリーブランドでは6〜8万円程度です。特に注目したいのは、ライナー付きモデルで、これがあれば真冬でも快適な着用が可能です。

7. フライトジャケット:パイロットのための機能美と歴史

フライトジャケットは、航空機パイロット用に開発された防寒着の総称で、A-2やB-3など、様々なモデルが存在します。レザー素材を使用したものが多く、高級感と耐久性を兼ね備えたアイテムとして人気があります。

代表的な特徴としては:

  • 上質なレザー使用:耐久性と経年変化を楽しめる
  • 保温性の高い裏地:寒冷地での使用も考慮した設計

価格は素材や製法により大きく異なり、合成皮革モデルなら3万円程度から、TOYS McCOYEASTMAN LEATHERなどの本格派ブランドの馬革・牛革モデルは20万円以上することもあります。

8. タンカースジャケット:戦車兵の防寒着からファッションアイテムへ

タンカースジャケットは、第二次世界大戦中に戦車部隊の乗員用として開発された防寒着です。動きやすさを重視した設計と、独特の襟デザインが特徴で、現代ではカジュアルなファッションアイテムとして人気があります。

特筆すべき特徴として:

  • 特徴的な折り返し襟:保温性と機能美を兼ね備えたデザイン
  • コンパクトなシルエット:レイヤードスタイルに適した設計

一般的な価格帯は3〜5万円程度で、BUZZ RICKSON'SSUGAR CANEなどのヴィンテージ系ブランドでは、当時の製法を忠実に再現したモデルを展開しています。

9. サファリジャケット:機能性と都会的なデザインの融合

サファリジャケットは、アフリカでの狩猟用として開発されたアウターですが、現代では都会的なテイストを取り入れたファッションアイテムとして進化しています。ベルテッドデザインと多数のポケットが特徴的です。

重要な特徴として:

  • ウエストベルト:シルエットの調整が可能
  • 豊富なポケット:実用性とデザイン性の両立

価格帯は、カジュアルブランドで2〜3万円、Ralph LaurenTAGLIATOREなどのラグジュアリーブランドでは10万円以上するものも。素材も、traditional なコットンから、高機能な混紡素材まで幅広く展開されています。

10. CPOジャケット:シャツジャケットの起源と現代風アレンジ

CPO(Chief Petty Officer)ジャケットは、米海軍の上級下士官用の制服として使用されていた、シャツジャケットの原型とも言えるアイテムです。軽めのアウターとして、春秋のスタイリングに重宝されています。

注目すべき特徴は:

  • シャツのような薄手の作り:レイヤードスタイルに最適
  • フラップポケット:ミリタリー感を演出するディテール

価格は、カジュアルブランドで1〜2万円程度、ENGINEERED GARMENTSなどのデザイナーズブランドでは4万円前後します。特に、ウール素材のモデルは、秋冬のスタイリングに重宝します。

ミリタリーアウターの選び方:体型、季節、シーン別

ミリタリーアウターを選ぶ際は、自身の体型や主な着用シーン、季節感を考慮することが重要です。例えば、身長170cm以下の方は、丈の短いMA-1やタンカースジャケットがバランスよく着こなせます。一方、高身長の方は、モッズコートやM-65などの長めの丈のアイテムも好バランスで着用できます。

季節別の選び方としては:

  • 春秋:CPOジャケットやサファリジャケット
  • 冬:N-3Bやフライトジャケットなどの防寒性の高いモデル

年代別ミリタリーアウター:ヴィンテージの魅力と選び方

ミリタリーアウターには、製造年代によって異なる魅力があります。1940年代のヴィンテージは、素材や製法にこだわりを持つコレクターに人気が高く、1点物としての価値も高いです。一方、1960年代以降のものは、より現代的なシルエットで、普段使いしやすい特徴があります。

ヴィンテージを選ぶ際の注意点:

  • 素材の経年変化:使用感を味わいとして楽しめるか
  • サイズ感:当時と現代では体型基準が異なる点に注意

ミリタリーアウターを使ったおすすめコーデ集

ミリタリーアウターは、その種類によって様々なスタイリングが可能です。例えば、MA-1はスニーカーとデニムとの相性が抜群で、カジュアルなストリートスタイルの完成度を高めます。一方、モッズコートはブーツとスキニーパンツを合わせることで、モード感のある着こなしが実現できます。

代表的なスタイリング例:

  • カジュアル系:MA-1 × 白T × デニム × スニーカー
  • キレイめ系:サファリジャケット × シャツ × スラックス × レザーシューズ

ミリタリーアウターのメンテナンス方法:長く愛用するための秘訣

ミリタリーアウターを長く愛用するためには、適切なメンテナンスが不可欠です。特に、革製品の場合は定期的な防水・保革処理が必要です。また、ナイロン製のアウターは、撥水スプレーによるケアで防水性を維持できます。

日常的なケアのポイント:

  • 使用後のブラッシングによる埃除去
  • 湿気の多い場所を避けた保管

これらのメンテナンスを定期的に行うことで、ミリタリーアウターの機能性と見た目の良さを長く保つことができます。

公式ライン友達募集中

This week's best-selling items