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40代メンズ真似したくなる!アウトドアファッションコーデ集【季節別】

アウトドアショップで登山ジャケットを選ぶ40代日本人男性。シンプルで洗練された大人のアウトドアファッションの選び方を考えている様子。

アウトドアシーンで活躍するファッションは、単なる見た目だけでなく機能性も重視したいもの。

特に40代メンズにとって、カッコよさと実用性を兼ね備えたアウトドアコーデは、休日の楽しみを更に充実させてくれます。

この記事では季節ごとのアウトドアコーデを詳しく紹介し、40代だからこそ似合うスタイリングのポイントをお伝えします。トレッキングやキャンプ、普段使いまで、多彩なシーンで活躍するアウトドアファッションをマスターしましょう。

 

はじめに:40代メンズのアウトドアファッション、どう選ぶ?

40代メンズにとってのアウトドアファッションは、若い世代とは少し異なるアプローチが必要です。20代や30代前半のようなチャレンジングなスタイルよりも、落ち着きと品格を兼ね備えつつ、機能性も妥協しないバランスが重要になってきます。では具体的に、何を基準に選べばよいのでしょうか。

まず考えたいのは、アウトドアウェアの「機能性」と「デザイン性」のバランスです。純粋なアウトドアブランドは機能性に優れていますが、デザイン面では少しカジュアルすぎる場合もあります。40代であれば、機能性を保ちながらも、シルエットや色使いで大人の雰囲気を出せるアイテムを選ぶことがポイントです。たとえば、ハードな登山用ジャケットでも、無彩色やダークトーンを選ぶことで、大人の落ち着きを演出できます。

また、アウトドアファッションを選ぶ際には、自分の活動レベルや使用シーンを明確にすることも大切です。本格的な登山やトレッキングを楽しむなら、それに見合った高機能なウェアが必要ですが、週末のライトなハイキングやキャンプ、あるいは日常使いがメインであれば、タウンユースとの兼用も考慮したデザイン性の高いアイテムを選ぶとよいでしょう。具体的には、アークテリクスやパタゴニアといったハイエンドブランドのシンプルなデザインのモデルは、アウトドアとタウンユースの両方で活躍します。

さらに、40代ならではの「着こなしの余裕」も重要なポイントです。若い頃のように流行を追いかけるのではなく、自分のスタイルや体型に合った、無理のないコーディネートを心がけましょう。無理に若作りするのではなく、年齢に見合った落ち着きのあるスタイルの中にアウトドア要素を取り入れることで、洗練された印象を与えることができます。

春のアウトドアコーデ:軽快さと機能性を両立

春の山道をハイキングする40代日本人男性。軽量ウィンドブレーカーとトレッキングパンツを着用し、軽快さと機能性を両立した春のアウトドアコーデを実践している様子。

春のアウトドアシーンでは、朝晩の気温差や突然の天候変化に対応できる柔軟なコーディネートが求められます。

レイヤリング(重ね着)を上手に活用し、急な気温変化にも対応できるスタイリングがポイントです。また、春らしい明るいカラーを取り入れつつも、40代らしい落ち着きを演出する工夫も必要です。

春のトレッキングスタイル:気温変化に対応できるレイヤリング術

春のトレッキングでは、標高や時間帯による気温差が大きいため、レイヤリングが特に重要になります。

ベースレイヤーには吸汗速乾性の高いメリノウールやポリエステル素材のロングスリーブTシャツを選びましょう。これにより、汗をかいても不快感が少なく、長時間の活動でも快適に過ごせます。

ミドルレイヤーとしては、薄手のフリースやソフトシェルジャケットがおすすめです。着脱しやすく、バックパックにも収納しやすいものを選ぶと便利です。たとえば、パタゴニアのR1フリースは軽量でありながら保温性に優れ、春のトレッキングには最適です。さらに、カラーリングも豊富で、ネイビーやオリーブのような落ち着いたトーンを選べば、40代の男性にもしっくりきます。

アウターには、軽量で携帯性に優れたウィンドシェルやレインジャケットを用意しておきましょう。突然の雨や風から身を守るだけでなく、朝晩の冷え込みにも対応できます。素材はゴアテックスのような高機能防水透湿素材がベストですが、軽いハイキング程度であれば、より手頃な価格の防水加工されたナイロンジャケットでも十分です。

足元は、軽めのトレッキングシューズが適しています。まだ地面が湿っている場所もあるので、防水性能を備えたものを選ぶと安心です。メレルやキーンなどのブランドでは、タウンユースにも違和感のないデザインの機能的なシューズが見つかります。

春のキャンプスタイル:動きやすさと防寒性を兼ね備えたコーデ

春のキャンプでは、日中の作業から夜の冷え込みまで対応できる実用的なスタイリングが必要です。

基本となるのは、汚れても良い動きやすい服装です。ボトムスには、ストレッチ性のあるアウトドアパンツを選びましょう。グラミチやマウンテンハードウェアのような定番ブランドのパンツは、耐久性と機能性に優れています。

トップスは、長袖シャツやライトフリースがおすすめです。特に春のキャンプでは、夕方から急に冷え込むことがあるため、重ね着できるアイテムを用意しておくことが大切です。たとえば、チェック柄のネルシャツは、機能性とスタイリッシュさを兼ね備えており、40代男性に似合うアイテムの一つです。ペンドルトンやフィルソンなどのブランドは、品質の高いネルシャツを展開しています。

夜間の防寒対策としては、ダウンベストやインサレーションジャケットがあると便利です。モンベルやノースフェイスなどのメーカーでは、コンパクトに収納できる軽量タイプが多数ラインナップされており、バッグの中に一つ忍ばせておくことで急な気温低下にも対応できます。

また、キャンプでは足元の快適さも重要です。日中の作業にはトレッキングシューズ、キャンプサイトではスリッポンやサンダルに履き替えるなど、シーンに合わせた履き替えができるように準備しておくと良いでしょう。

テバやキーンのサンダルは、アウトドアシーンでも安心して使用できる安定感があります。

春のタウンユーススタイル:アウトドアテイストを取り入れたカジュアルコーデ

春の街歩きや軽いお出かけに、アウトドアテイストを取り入れた洗練されたカジュアルコーデも40代メンズにぴったりです。

ポイントは「機能性アイテムをさりげなく取り入れる」こと。全身をアウトドアブランドで固めるのではなく、1〜2点のアウトドアアイテムを、普段着と組み合わせることでバランスの良いスタイリングが完成します。

例えば、チノパンやデニムなどの普段使いのボトムスに、アウトドアブランドのソフトシェルジャケットを合わせるスタイルがおすすめです。アークテリクスやホグロフスなどのブランドは、スタイリッシュでありながら高機能なジャケットを多数展開しています。色はネイビーやカーキなどの落ち着いたトーンを選ぶと、大人の雰囲気を演出できます。

インナーには、メリノウールなどの天然素材のTシャツやポロシャツを合わせると、見た目も快適さも向上します。アイスブレーカーやスマートウールなどのブランドは、見た目はシンプルでありながら、吸汗速乾性や消臭性に優れた高機能なインナーを展開しています。

足元は、アウトドアブランドのスニーカータイプのシューズを選ぶと、カジュアルながらも機能性を確保できます。サロモンやオン・クラウドなどのブランドは、タウンユースにも適したデザイン性の高いモデルを展開しており、40代メンズのカジュアルスタイルに上品なアクセントを加えてくれます。

バッグは、小ぶりのバックパックや、ショルダーバッグを選ぶと実用的です。ミステリーランチやグレゴリーなどのブランドは、タウンユースにも違和感のないデザイン性の高いモデルを多数ラインナップしています。

夏のアウトドアコーデ:涼しさと快適さを追求

夏のキャンプ場で活動する40代日本人男性。UVカット機能付きシャツとコンバーチブルパンツを着用し、暑さ対策をしながらも快適に過ごせる夏のアウトドアコーディネートを実践している様子。

夏のアウトドアシーンでは、高温多湿や強い紫外線から身を守りながら、いかに快適に過ごすかがポイントになります。

40代メンズならではの品のあるスタイルを保ちつつ、機能性も妥協しないコーディネートについて詳しく見ていきましょう。吸汗速乾素材の選択やUV対策、虫除け対策など、夏特有の課題に対応するアイデアもご紹介します。

夏の登山スタイル:吸汗速乾素材で快適な山登り

夏の登山では、高温多湿の環境下でも快適に行動できるウェアリングが重要です。

まず第一に考えるべきは「吸汗速乾」性能を持つ素材の選択です。コットンなどの天然素材は汗を吸うと乾きにくく、体温調節を妨げる原因となるため避けましょう。代わりに、ポリエステルやナイロンをベースとした機能性素材を選ぶことが大切です。

トップスには、UVカット機能付きの長袖シャツがおすすめです。一見すると暑そうに感じるかもしれませんが、実は長袖の方が肌の露出を減らし、日焼けを防ぐだけでなく、体感温度を下げる効果もあります。コロンビアやモンベルなどのブランドでは、通気性に優れた長袖シャツが豊富に揃っています。色は明るめのベージュやライトグレーなど、太陽光を反射する色を選ぶと熱を溜め込みにくく快適です。

ボトムスは、速乾性と動きやすさを兼ね備えたコンバーチブルパンツ(膝下で取り外し可能なタイプ)が便利です。気温の変化に応じて長ズボンと短パンを切り替えられるため、一日を通して快適に過ごせます。ノースフェイスやマムートなどのブランドでは、機能性と見た目のバランスが取れたモデルが見つかります。

帽子は必須アイテムです。つばの広いハットやキャップに加え、首の後ろを覆うタイプのサンシェードが付いたモデルを選ぶと、強い日差しから首筋も守れます。また、バフやネックゲイターなどの多機能ネックウェアも一つ持っていると、日焼け防止や汗の吸収など様々な用途に使えて便利です。

靴下は、クッション性があり、吸汗速乾機能を持つトレッキング専用のものを選びましょう。靴擦れを防ぎ、長時間の歩行でも快適に過ごせます。ダーンタフやスマートウールなどのブランドは、高機能な登山用靴下を展開しています。

夏のキャンプスタイル:虫除け対策も万全な機能性コーデ

夏のキャンプでは、快適さに加えて虫除け対策も重要なポイントです。

特に40代メンズの場合、ただ機能性だけを追求するのではなく、大人の落ち着きを持ったスタイリングを心がけましょう。

トップスには、虫が寄りにくいとされる長袖シャツがおすすめです。最近では、虫除け加工が施された専用のウェアも各ブランドから発売されています。例えば、コロンビアのインセクトブロッカーシリーズは、虫除け効果と吸汗速乾性を兼ね備えており、夏のキャンプに最適です。色は明るめのベージュやオリーブグリーンなどの自然な色合いを選ぶと、大人の雰囲気を演出できます。

ボトムスも同様に、虫除け対策として長めのパンツが基本です。ただし、暑さ対策として膝下で取り外せるコンバーチブルタイプや、裾をドローコードで絞れるタイプを選ぶと、フレキシブルに対応できます。グラミチやプラーナなどのブランドでは、動きやすさと機能性を兼ね備えたパンツが揃っています。

足元は、サンダルと靴の両方を用意しておくと便利です。キャンプサイトでの作業時には安定感のあるトレッキングシューズ、リラックスタイムにはクロックスやテバのようなサンダルに履き替えるなど、シーンに合わせて使い分けましょう。

また、夕方からの気温低下に備えて、薄手のフリースやウィンドブレーカーなどの羽織ものも一枚用意しておくと安心です。パタゴニアやモンベルの軽量ジャケットは、コンパクトに収納できるため、かさばらずに持ち運べます。

虫除けスプレーやアフターバイト(虫刺され後のかゆみ止め)なども、バッグの中に忍ばせておくと万全です。自然の中で快適に過ごすための準備をしっかりと整えましょう。

夏のフェススタイル:おしゃれでアクティブな着こなし

夏のフェスシーンでは、機能性とスタイリッシュさのバランスが重要です。

特に40代のメンズの場合、若々しさを保ちつつも、大人の余裕を感じさせるコーディネートがポイントになります。

トップスには、速乾性のあるTシャツやポロシャツがおすすめです。特にメリノウールなどの天然素材を使用したものは、見た目の高級感だけでなく、消臭効果も高く、長時間の着用でも快適に過ごせます。アイスブレーカーやスマートウールなどのブランドは、機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムを多数展開しています。色は明るめのブルーやグリーンなど、夏らしい色味を選ぶと気分も上がります。

ボトムスは、動きやすさを重視したショートパンツやハーフパンツがベースになります。ただし、40代であれば、極端に短いショーツは避け、膝上〜膝丈くらいの長さのものを選ぶことで、大人の品格を保ちましょう。パタゴニアのバギーズショーツやグラミチのGショーツなどは、機能性とスタイル性を兼ね備えたアイテムです。

足元は、長時間の立ち歩きに耐えられる快適なスニーカーが基本です。ホカオネオネやニューバランスなどのクッション性に優れたモデルを選ぶことで、疲れを軽減できます。また、急な雨に備えて防水性のあるモデルを選ぶのも一つの方法です。

日差し対策として、つばの広いハットやキャップも必須アイテムです。特にフェスでは、日陰が少ない環境で一日を過ごすことも多いため、しっかりとした日よけ対策が重要になります。パタゴニアのダックビルキャップやティルリーのハットなど、機能性とスタイル性を兼ね備えたモデルがおすすめです。

バッグは、貴重品や飲み物、タオルなどを収納できるサイズのものが便利です。防水性があり、両手が使えるバックパックタイプが特におすすめです。ミステリーランチやグレゴリーなどのブランドは、タウンユースにも適した洗練されたデザインのバックパックを展開しています。

秋のアウトドアコーデ:重ね着で楽しむおしゃれ術

紅葉の秋の森を歩く40代日本人男性。メリノウールベースレイヤー、フランネルシャツ、キルティングベストを重ね着したおしゃれな秋のアウトドアスタイルで自然を楽しむ様子。

秋のアウトドアシーンでは、気温の変化に柔軟に対応できるレイヤリングテクニックが重要になります。

朝晩の冷え込みと日中の暖かさの差が大きい季節だからこそ、着脱しやすい重ね着スタイルをマスターしましょう。40代メンズにふさわしい、品のある秋のアウトドアコーディネートについて、具体的なアイテム選びのポイントとともに解説します。

秋のハイキングスタイル:紅葉を楽しむためのレイヤードスタイル

秋のハイキングでは、美しい紅葉を楽しみながらも快適に過ごせるコーディネートが理想的です。

朝晩の冷え込みや標高による気温差に対応できるレイヤードスタイル(重ね着)が基本になります。

まず、ベースレイヤーには吸汗速乾性の高い長袖Tシャツやロングスリーブシャツを選びましょう。メリノウールなどの天然素材は、温度調節機能に優れており、汗をかいてもべたつきにくいのが特徴です。アイスブレーカーやスマートウールのロングスリーブは、機能性と見た目のバランスが取れており、40代メンズにもおすすめです。

ミドルレイヤーには、保温性と通気性を兼ね備えたフリースやソフトシェルジャケットが適しています。パタゴニアのR1フリースやアークテリクスのガンマシリーズなどは、動きやすさと保温性を両立した優れたアイテムです。色は秋らしいバーガンディやダークグリーンなどの深みのあるカラーを選ぶと、季節感が出ます。

アウターには、急な雨や風に備えて、軽量で携帯性の高いウィンドシェルやレインジャケットを用意しておきましょう。モンベルのストームクルーザーやマムートのCONVEYシリーズなどは、コンパクトに収納できながらも高い防水性を備えています。

ボトムスには、ストレッチ性のあるトレッキングパンツが最適です。秋は地面が湿っていることも多いため、速乾性のある素材を選びましょう。フェニックスやマウンテンハードウェアなどのブランドでは、機能性と見た目のバランスが取れたトレッキングパンツを展開しています。

足元は、しっかりとしたグリップ力のあるトレッキングシューズを選びましょう。紅葉シーズンは落ち葉で滑りやすくなっているため、アウトソールの性能が重要です。メレルのモアブシリーズやキーンのターギーシリーズなどは、グリップ力と快適性を兼ね備えた定番モデルです。

帽子やグローブも、季節に合わせて準備しておくと安心です。特に標高の高い場所では、予想以上に冷え込むことがあるため、軽量でコンパクトなニット帽や薄手のグローブを持参すると良いでしょう。

秋のキャンプスタイル:焚き火を楽しむための難燃性素材を取り入れたコーデ

秋のキャンプといえば焚き火が欠かせません。

焚き火を安全に楽しむための難燃性素材を取り入れたコーディネートを考えてみましょう。40代メンズにふさわしい上品さと機能性を両立したスタイリングがポイントです。

まず、焚き火の前に立つことが多いトップスには、化学繊維よりも天然素材を選ぶことが基本です。ウールやコットンは合成繊維に比べて燃えにくく、万が一火の粉が飛んできても穴が開きにくいという特徴があります。特にウールは難燃性に優れているため、フィルソンやペンドルトンのウールシャツは秋のキャンプに最適です。

レイヤリングの基本は、インナーに薄手の長袖Tシャツ、その上にネルシャツやウールシャツ、さらに肌寒い時には薄手のダウンジャケットやフリースを重ねるというスタイルです。特に夜間は気温が下がるため、脱ぎ着しやすい重ね着スタイルが便利です。

ボトムスには、動きやすさと耐久性を兼ね備えたアウトドアパンツが適しています。焚き火の際には、火の粉から足元を守るために長めのパンツを選びましょう。グラミチのGパンツやカーハートのダブルニーワークパンツなどは、耐久性に優れており、キャンプシーンでも活躍します。

足元は、防水性と保温性を兼ね備えたブーツが最適です。秋のキャンプ場は朝露で地面が湿っていることも多いため、防水性能は必須条件です。ダナーのマウンテンライトやレッドウィングのアイリッシュセッターなどは、機能性とスタイル性を兼ね備えたモデルとして人気があります。

また、火の粉から手を守るために、キャンプグローブも用意しておくと良いでしょう。レザーグローブは耐熱性に優れており、薪の取り扱いや調理の際にも活躍します。

スノーピークやファイヤーサイドなどのブランドでは、焚き火専用のグローブを展開しています。

防寒対策としては、ダウンジャケットやフリースジャケットに加えて、ネックウォーマーやニット帽も用意しておくと安心です。

夜間の冷え込みに備えて、しっかりとした防寒対策を心がけましょう。

秋のタウンユーススタイル:落ち着いた色合いで大人の雰囲気を演出

秋のタウンユースでは、アウトドアアイテムの機能性を活かしながらも、都会的な洗練さを兼ね備えたスタイリングが40代メンズに似合います。

カジュアルすぎず、かといってフォーマルすぎない、絶妙なバランスのコーディネートを目指しましょう。

ベースとなるのは、シンプルで上質なアイテムです。例えば、無地のメリノウールのニットやカシミヤのセーターなどの上質なトップスに、アウトドアブランドのソフトシェルジャケットやマウンテンパーカーを合わせるスタイルがおすすめです。

アークテリクスのアトムシリーズやパタゴニアのナノパフジャケットなどは、機能性とデザイン性を兼ね備えており、タウンユースにも違和感なく馴染みます。

色選びも重要なポイントです。秋らしいバーガンディ、マスタード、ダークグリーン、ネイビーなどの深みのある色合いを取り入れることで、季節感を演出できます。

特に40代であれば、明るすぎる色よりも、落ち着いたトーンのカラーリングを選ぶことで、大人の雰囲気を醸し出せます。

ボトムスには、チノパンやスリムフィットのデニムを合わせると、バランスの良いシルエットになります。アウトドアパンツの中にも、タウンユースに適したスタイリッシュなデザインのものがあります。例えば、グラミチのNNパンツやノースフェイスのアルパインライトパンツなどは、見た目はカジュアルパンツでありながら、ストレッチ性や撥水性などの機能を備えています。

足元は、レザーのハイキングブーツやスマートなトレイルランニングシューズがおすすめです。ダナーやメレルなどのブランドでは、タウンユースにも適したデザイン性の高いアウトドアシューズを展開しています。また、オンクラウドやホカオネオネなどのブランドのスニーカーは、クッション性に優れており、街歩きでも快適です。

小物使いでも秋らしさを演出しましょう。ウールのニット帽やカシミヤのマフラー、レザーグローブなど、天然素材の暖かみのある小物は、コーディネートに季節感を加えてくれます。また、レザーのショルダーバッグや、キャンバス地のトートバッグなども、アウトドアテイストを取り入れつつも都会的な印象を与えるアイテムです。

アクセサリー類も、シルバーやブラスなどの落ち着いた金属を選ぶことで、大人の男性らしい品の良さを演出できます。腕時計は、カシオのプロトレックやスント、ガーミンなどのアウトドアウォッチを選ぶと、機能性とファッション性を兼ね備えたポイントになります。

このように、アウトドアアイテムの機能性を活かしながらも、カラーリングや素材感、シルエットなどを工夫することで、40代にふさわしい落ち着きのあるタウンユーススタイルを実現できます。秋のタウンユースでは、アウトドアとカジュアルの良いとこ取りをした、大人の余裕を感じさせるコーディネートを目指しましょう。

冬のアウトドアコーデ:防寒対策を重視したスタイリング

雪山に立つ40代日本人男性。高機能ダウンジャケットとレイヤリングで防寒対策をしながらも、大人の余裕を感じさせる洗練された冬のアウトドアスタイルを実践している様子。

冬のアウトドアシーンでは、防寒性を最優先にしながらも、動きやすさや見た目のバランスも考慮したコーディネートが重要です。

特に40代メンズの場合、単に厚着をするだけでなく、洗練されたレイヤリングテクニックを駆使して、スタイリッシュさも失わないようにしましょう。寒さ対策をしっかりと行いながらも、大人の余裕を感じさせる冬のアウトドアスタイルについて、詳しく解説します。

冬の登山スタイル:保温性と防水性を備えた本格コーデ

冬の登山では、低温や風雪から身を守るための高機能なウェアリングが不可欠です。

しかし単に機能性だけを追求するのではなく、40代メンズらしい落ち着きのあるスタイリングを心がけましょう。

ベースレイヤーには、高い保温性と吸汗速乾性を兼ね備えたものを選びます。特にメリノウールの厚手のインナーは、保温性に優れながらも汗を素早く吸収・発散するため、冬の登山に最適です。オドロやアイスブレーカーなどのブランドは、見た目もシンプルで高機能なベースレイヤーを展開しています。

ミドルレイヤーには、フリースやダウンなどの保温層を用意します。パタゴニアのR2フリースやモンベルのプラズマ1000ダウンジャケットなどは、軽量でありながら高い保温性を誇ります。これらのアイテムは、休憩時に追加で着用したり、気温の変化に応じて調整したりすることで、体温管理を効率的に行えます。

アウターには、ゴアテックスなどの高機能防水透湿素材を使用したハードシェルジャケットが最適です。マムートのノードワンドやアークテリクスのアルファSVなどは、厳冬期の登山にも対応できる高い防水性と耐久性を備えています。色は濃紺やダークグレーなどの落ち着いたトーンを選ぶことで、大人の雰囲気を演出できます。

ボトムスは、保温性と動きやすさを兼ね備えたソフトシェルパンツやハードシェルパンツがおすすめです。インナーにはフリースや化繊の保温用タイツを履くことで、厳しい寒さにも対応できます。モンベルのストームクルーザーパンツやマウンテンハードウェアのエクスポージャー2パンツなどは、高い防水性と耐久性を備えています。

手袋は特に重要なアイテムです。薄手のインナーグローブと防水性のある厚手のアウターグローブを組み合わせるレイヤリングが基本です。ブラックダイヤモンドやモンベルなどのブランドでは、グリップ力と保温性を両立したグローブを展開しています。

帽子は熱の逃げやすい頭部をしっかりと保護するために不可欠です。ウィンドストッパー素材のニット帽やフリースキャップを選びましょう。また、バラクラバや厚手のネックゲイターなども用意しておくと、顔や首元の防寒対策に役立ちます。

靴は防水性と断熱性を備えた冬用登山靴が必須です。スカルパやラスポルティバなどのブランドでは、厳冬期の登山にも対応できる高機能なブーツを展開しています。また、アイゼンを装着することもあるため、アイゼン対応のモデルを選ぶことも大切です。

冬のキャンプスタイル:寒さから身を守るためのレイヤリング術

冬のキャンプでは、日中の活動時から夜間の就寝時まで、幅広い温度変化に対応できるレイヤリングシステムが重要になります。

特に40代メンズの場合、機能性と見た目のバランスを考慮したコーディネートを心がけましょう。

まず、ベースレイヤーには保温性と吸汗速乾性を兼ね備えた素材を選びます。メリノウールや高機能ポリエステルのロングスリーブシャツやロングタイツがおすすめです。パタゴニアのキャプリーンシリーズやモンベルのジオラインなどは、高い保温性と速乾性を備えています。

ミドルレイヤーには、厚手のフリースやダウンジャケットを用意します。特に冬のキャンプでは、焚き火の際にも使えるよう、天然素材や難燃性の素材を選ぶと安心です。フェニックスやノースフェイスなどのブランドでは、保温性と動きやすさを両立したミドルレイヤーを展開しています。

アウターには、防風性と防水性を備えたシェルジャケットを選びましょう。特にキャンプでは、薪割りや設営作業など、アクティブな動きをすることが多いため、ストレッチ性のあるソフトシェルジャケットも便利です。また、休憩時や夜間の防寒用に、ダウンジャケットなどの保温性の高いアウターも用意しておくと良いでしょう。

ボトムスには、動きやすさと保温性を兼ね備えたアウトドアパンツが適しています。インナーにフリースパンツやロングタイツを履くことで、厳しい寒さにも対応できます。マウンテンハードウェアやコロンビアなどのブランドでは、撥水加工や防風機能を備えたパンツを展開しています。

足元は、防水性と保温性を備えたウィンターブーツが必須です。特に雪上のキャンプでは、断熱材入りの厚底ブーツを選ぶことで、冷たい地面からの冷気を遮断できます。ソレルのカリブーやノースフェイスのヌプシブーティーなどは、キャンプ場での移動にも適した防寒ブーツです。

手袋や帽子、マフラーなどの小物類も忘れずに準備しましょう。特に就寝前後の温度が最も下がる時間帯には、しっかりとした防寒対策が必要です。フリースの厚手のネックウォーマーやニット帽、防寒グローブなどを用意しておくと安心です。

また、冬のキャンプでは就寝時の防寒対策も重要です。高性能な寝袋やマットを用意するだけでなく、就寝用の専用ウェアも準備しておくと快適に過ごせます。モンベルやノースフェイスなどのブランドでは、キャンプ用の保温インナーウェアを展開しています。

冬のタウンユーススタイル:暖かさとスタイリッシュさを両立したコーデ

冬のタウンユースでは、アウトドアアイテムの機能性を活かしながらも、都会的な洗練さを兼ね備えたスタイリングが40代メンズに似合います。

防寒性はしっかりと確保しつつ、スタイリッシュな印象を与えるコーディネートを目指しましょう。

アウターには、都会的なデザインのダウンジャケットやウールコートがベースになります。アウトドアブランドの中でも、タウンユースに適したシンプルなデザインのものを選ぶことがポイントです。

アークテリクスのソンデルシリーズやパタゴニアのジャクソングレイシャージャケットなどは、高い機能性を備えながらも、スタイリッシュなデザインが特徴です。色はネイビーやブラック、ダークグレーなどの落ち着いたトーンを選ぶと、幅広いコーディネートに合わせやすくなります。

インナーには、メリノウールのニットセーターやカシミヤのタートルネックなど、上質な素材のアイテムを合わせましょう。これらの素材は保温性に優れているだけでなく、見た目にも高級感があり、40代の男性に似合います。また、機能性インナーの上にシャツを重ねるレイヤードスタイルも、防寒対策とおしゃれを両立させる方法の一つです。

ボトムスには、ストレッチ性のあるチノパンやスリムフィットのデニムを合わせると、バランスの良いシルエットになります。特に寒い日には、インナーにヒートテック等の保温性の高いタイツを履くことで、見た目を変えずに防寒対策ができます。グラミチのウィンターパンツやミレーのトレッキングパンツなど、アウトドアブランドのモデルの中には、タウンユースにも適したデザインのものがあります。

足元は、防水性のあるレザーブーツやスノーブーツがおすすめです。ダナーのジャックパスやティンバーランドのイエローブーツなど、機能性とデザイン性を兼ね備えたブーツは、冬のタウンユースに最適です。雪が多い地域では、ソレルやノースフェイスのスノーブーツも実用的な選択肢となります。

小物使いも冬のタウンユーススタイルでは重要なポイントです。ウールのマフラーやカシミヤのニット帽、レザーグローブなど、上質な素材の小物は、コーディネート全体の印象を格上げしてくれます。また、レザーのショルダーバッグやバックパックなども、アウトドアテイストを取り入れつつも都会的な印象を与えるアイテムです。

このように、アウトドアアイテムの機能性を活かしながらも、素材や色、シルエットにこだわることで、暖かさとスタイリッシュさを両立した冬のタウンユーススタイルを実現できます。40代メンズならではの余裕と品格を感じさせるコーディネートを目指しましょう。

アウトドアファッションに欠かせないアイテム

40代メンズのアウトドアファッションに欠かせない必須アイテムの集合写真。高機能ジャケット、速乾パンツ、メリノウールベースレイヤー、トレッキングブーツ、バックパックなど、機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムが並ぶ。

アウトドアシーンを快適に過ごすためには、機能性と実用性を兼ね備えたアイテム選びが重要です。

特に40代メンズの場合、単に機能性だけでなく、年齢に見合ったデザイン性も考慮する必要があります。ここでは、アウトドアファッションに欠かせない主要アイテムについて、選び方のポイントやおすすめブランドを詳しく解説します。

アウター:機能性とデザイン性を兼ね備えたおすすめアイテム

アウトドアウェアの中でも特に重要なのがアウターです。

天候や気温から身を守る最前線として、高い機能性が求められます。同時に、スタイリングの印象を大きく左右するため、デザイン性も重要なポイントになります。

まず、アウター選びで最も重要なのは「用途」です。登山やトレッキングなど本格的なアウトドア活動には、ゴアテックスなどの高機能防水透湿素材を使用したハードシェルジャケットが最適です。マムートのノードワンドプロやアークテリクスのベータARなどは、高い防水性と耐久性を兼ね備えており、厳しい環境下でも安心して使用できます。

日常使いやライトなアウトドア活動には、ソフトシェルジャケットも良い選択肢です。ストレッチ性があり動きやすく、軽い雨や風にも対応できるバランスの良いアイテムです。パタゴニアのR1テックフェイスホーディやマウンテンハードウェアのケストレルジャケットなどは、アウトドアとタウンユースの両方で活躍します。

保温性重視の場合は、ダウンジャケットやインサレーションジャケットが適しています。モンベルのプラズマ1000シリーズやノースフェイスのサンダージャケットなどは、軽量でありながら高い保温性を誇ります。特に40代メンズの場合、過度に派手なデザインや色使いは避け、ネイビーやオリーブ、ブラックなどの落ち着いたカラーを選ぶと、様々なコーディネートに合わせやすくなります。

また、汎用性を高めるためには、3-in-1タイプのジャケットも検討する価値があります。アウターシェルとインナージャケットが分離できるタイプで、季節や天候に応じて組み合わせを変えられる便利なアイテムです。コロンビアのインターチェンジジャケットやノースフェイスのトリクライメイトシリーズなどが、この代表的な例です。

40代メンズにとって重要なのは、機能性だけでなく「着こなしの幅」も考慮することです。アウトドアシーンだけでなく、日常のカジュアルスタイルにも違和感なく馴染むデザインを選ぶことで、アイテムの活用度が高まります。アークテリクスのアトムLTやパタゴニアのナノパフジャケットなどは、高機能でありながらもシンプルなデザインで、様々なシーンで活躍します。

トップス:吸汗速乾・UVカット機能付きTシャツ

アウトドアシーンで快適に過ごすためには、肌に直接触れるトップスの素材選びが重要です。

特に40代メンズの場合、ただ機能的なだけでなく、大人の雰囲気を演出できるトップスを選ぶことがポイントになります。

吸汗速乾機能は、アウトドア用トップスの最も基本的な性能です。汗をかいても素早く乾くことで、べたつきを抑え、体温調節をサポートします。ポリエステルやナイロンなどの化学繊維をベースにした機能性素材や、メリノウールなどの天然素材がおすすめです。モンベルのウィックロンシリーズやパタゴニアのキャプリーンシリーズは、高い吸汗速乾性能を誇ります。

UVカット機能も、アウトドア用トップスに欠かせない要素です。特に夏場の強い紫外線からお肌を守るために、UPF30+以上の紫外線防止加工が施されたアイテムを選びましょう。コロンビアのオムニシェイドシリーズやモンベルのジオラインシリーズなどは、UVカット機能を備えたアイテムを多数展開しています。

デザイン面では、40代メンズにはシンプルで落ち着いたデザインがおすすめです。派手なプリントや若々しすぎるデザインは避け、無地や控えめなロゴのモデルを選ぶことで、大人の雰囲気を演出できます。アークテリクスのモチフTシャツやパタゴニアのキャプリーンクールデイリーなどは、機能性と見た目のバランスが取れており、40代メンズにもぴったりです。

色選びも重要なポイントです。明るすぎる色よりも、ネイビー、オリーブ、グレー、バーガンディなどの落ち着いたカラーを基本とし、アクセントとして差し色を取り入れると良いでしょう。また、同系色でトーンを変えたコーディネートも、大人の印象を与えます。

アウトドアシーンでは、長袖Tシャツも重宝します。特に虫が多い環境や紫外線が強い季節には、肌の露出を減らすことで身を守れます。モンベルのジオラインL.W.ラウンドネックシャツやパタゴニアのロングスリーブキャプリーンクールデイリーなどは、軽量で快適な着心地を提供してくれます。

レイヤリングを考慮して、インナーとしても使えるフィット感のあるモデルと、アウターとしても着られるやや余裕のあるサイズ感のモデルを揃えておくと、様々な気象条件に対応できます。特にメリノウールのベースレイヤーは、保温性と吸汗速乾性に優れ、オールシーズン活躍するアイテムです。

パンツ:動きやすさと耐久性を重視した選び方

アウトドアシーンでのパンツ選びは、動きやすさと耐久性が最重要ポイントです。

特に40代メンズの場合、若すぎず、かといってもたついた印象にならない「大人に似合うシルエット」を意識することも大切です。

まず素材面では、ストレッチ性のある素材を選ぶことがポイントです。ナイロンとポリエステルをベースに、スパンデックス(ライクラ)などの伸縮素材を混紡したものが一般的です。これにより、歩行や屈伸などの動作をスムーズに行えます。グラミチのNNパンツやノースフェイスのバーブパンツなどは、高いストレッチ性を備えており、アクティブな動きにも対応できます。

耐久性も重要な要素です。擦れやすい膝や臀部の部分は補強されているモデルや、摩耗に強い素材を使用しているモデルを選ぶと長持ちします。また、軽量であることも長時間の行動を快適にするポイントです。パタゴニアのクエストストラップパンツやマウンテンハードウェアのTTパンツなどは、耐久性と軽量性を両立しています。

機能面では、撥水加工や速乾性、UVカット機能なども確認しておきましょう。特に天候の変わりやすいアウトドアシーンでは、軽い雨をはじくような撥水加工が施されていると安心です。また、汗をかいても素早く乾く速乾性も、快適さを保つために重要です。

シルエットについては、40代メンズには極端に細すぎるスキニータイプや、逆にだぶつきすぎるカーゴタイプよりも、適度なゆとりのあるスタンダードフィットやスリムストレートタイプがおすすめです。特にアウトドアパンツは動きやすさを重視して設計されているため、普段より少しスリムなモデルを選んでも窮屈に感じることは少ないでしょう。

また、用途に応じた機能的な特徴も重要です。例えば、トレッキングやハイキングなら膝の動きをサポートする立体裁断、キャンプなら収納力のあるポケット、夏場の活動なら通気性を高めるベンチレーション機能などがあると便利です。フェニックスのレクサルベントパンツやマムートのヒカニーパンツなどは、機能的な設計が特徴です。

さらに、コンバーチブルタイプ(ジップオフで長ズボンから半ズボンに変えられるタイプ)や、裾をドローコードで絞れるタイプなど、環境に応じてアレンジできる機能が付いたモデルも役立ちます。コロンビアのシルバーリッジコンバーチブルパンツやカリマーのコンフォートコンバーチブルパンツなどが、この代表例です。

カラーリングは、ネイビー、ベージュ、オリーブ、ダークグレーなどの落ち着いたトーンを基本に選ぶと、様々なトップスと合わせやすく、大人の雰囲気を演出できます。

シューズ:足元をしっかりサポートするトレッキングシューズ

アウトドア活動において、足元のケアは非常に重要です。

特に不整地を歩くことの多いトレッキングやハイキングでは、足首のサポートや地面からの衝撃吸収など、足を守るための機能が必要となります。40代メンズにとっては、機能性だけでなく、足への負担軽減という観点も重要になってきます。

まず、トレッキングシューズ選びで最も重要なのが「フィット感」です。きつすぎず緩すぎない、ちょうど良いサイズ感が大切です。特に下り坂では足が前に滑るため、つま先に少し余裕があるモデルを選ぶことがポイントです。試着の際は、実際に使用する靴下を履いて、店舗内の傾斜台などで確認すると良いでしょう。メレルのモアブシリーズやキーンのターギーシリーズは、幅広いサイズ展開と快適なフィット感で人気があります。

次に重要なのが「グリップ力」です。アウトソール(靴底)の素材や溝のパターンによって、滑りにくさが大きく変わります。ビブラムソールやコンタグリップなどの高機能ソールを採用したモデルは、岩場や濡れた地面でも安定した歩行をサポートします。サロモンのX ULTRAシリーズやラ・スポルティバのウルトララプターなどは、優れたグリップ力を誇ります。

防水性も重視したいポイントです。ゴアテックスやeVentなどの防水透湿メンブレンを採用したモデルは、雨や川の浅瀬でも足を濡らさず、同時に内部の蒸れを軽減してくれます。特に長時間の歩行では、足の蒸れによる不快感やマメの原因になるため、透湿性も重要です。アゾロのファインダーやスカルパのゼニスなどは、高い防水性と透湿性を両立しています。

クッション性も長時間の歩行をサポートする重要な要素です。特に40代以降は若い頃に比べて関節への負担が気になるため、適度なクッション性を備えたモデルを選ぶと良いでしょう。かかと部分には衝撃吸収材、中足部にはシャンクと呼ばれる補強材が入ったモデルが足の疲労を軽減します。ホカオネオネのカハシリーズやオブゾのタライン05は、優れたクッション性で足への負担を軽減します。

足首のサポート性も考慮すべきポイントです。ローカットタイプは軽量で動きやすい反面、足首のサポートは限定的です。ミッドカットやハイカットタイプは、足首をしっかりとホールドし、捻挫のリスクを軽減します。特に荷物を背負って歩く場合や、不整地を歩く場合には、足首までカバーするタイプがおすすめです。ダナーのマウンテンライトやザンバランのビブラムハイカーなどは、しっかりとした足首のサポートを提供します。

デザイン面では、最近のトレッキングシューズは機能性を保ちながらもタウンユースにも馴染むモデルが増えています。特に40代メンズには、派手すぎないシンプルなデザインと落ち着いたカラーリングのモデルがおすすめです。ブラウン、ネイビー、オリーブなどの色は、カジュアルな普段着にも合わせやすいでしょう。

バッグ:必要なアイテムを収納できる機能的なバックパック

アウトドア活動では、必要な装備や食料、飲料水などを効率的に運ぶためのバックパックが欠かせません。

40代メンズにとっては、機能性だけでなく、背負いやすさや体への負担軽減も重要なポイントです。

まず容量選びについては、活動内容と期間によって適切なサイズが異なります。日帰りハイキングであれば20〜30リットル、一泊程度の小旅行なら30〜40リットル、本格的な縦走登山なら40〜60リットル以上が目安です。特に40代メンズの場合、無理な重量は避け、必要最低限の装備が収まるコンパクトなサイズを選ぶことで、体への負担を軽減できます。

バックパックの構造で重要なのが「背面システム」です。背中にフィットし、重量をヒップベルトに効率的に分散させる構造のモデルは、長時間背負っても疲れにくいのが特徴です。グレゴリーのジータイプやオスプレイのアンチグラビティシステムなどは、優れた背負い心地を提供します。特に40代以降は若い頃に比べて肩や腰への負担が気になるため、フィット感の良い背面システムは重要なポイントです。

耐久性と防水性も重視したいポイントです。アウトドアシーンでは、擦れや引っかきなどの物理的ダメージや、突然の雨に対応できる素材選びが必要です。ナイロンの中でも高い強度を持つコーデュラナイロンや、ripstop(リップストップ)加工された素材は耐久性に優れています。また、防水ファスナーやレインカバーが付属しているモデルは、急な雨にも対応できて安心です。

機能面では、収納の使いやすさもチェックしましょう。メインコンパートメントへのアクセスのしやすさ、小物の整理に便利な内部ポケット、ハイドレーションシステム対応、外部にクイックアクセスポケットがあるかなどをチェックします。特にデジタルデバイスを持ち歩くことの多い現代では、タブレットやスマートフォン専用のポケットがあると便利です。

デザイン面では、アウトドアシーンだけでなく日常使いもできるモデルが人気です。特に40代メンズには、派手すぎないシンプルなデザインと落ち着いたカラーリングのモデルがおすすめです。ミステリーランチのアーバンアサルトやグレゴリーのデイパックなどは、機能性とデザイン性を両立したモデルとして人気があります。

また、通勤や出張など、ビジネスシーンでも違和感なく使えるスタイリッシュなモデルも増えています。アークテリクスのブレードシリーズやノースフェイスのシャトルシリーズなどは、ビジネスシーンにも対応できるデザインと機能性を備えています。

快適な背負い心地とスマートなデザインを両立したバックパックは、アウトドア活動だけでなく日常生活でも活躍する万能アイテムです。特に40代メンズには、長く愛用できる高品質なモデルへの投資をおすすめします。

40代メンズにおすすめのアウトドアブランド

40代メンズがアウトドアファッションを楽しむ上で、信頼できるブランド選びは重要なポイントです。

単に機能性だけでなく、大人の男性にふさわしいデザイン性や品質、コストパフォーマンスなど、総合的な視点でブランドを選ぶことが大切です。ここでは、40代メンズに特におすすめのアウトドアブランドを紹介します。

まず、高機能ながらもスタイリッシュなデザインで人気の「アークテリクス」は、40代メンズにぴったりのブランドです。カナダ発のこのブランドは、ミニマルなデザインと最先端の素材技術で知られています。特にジャケット類は、高い防水性と耐久性を兼ね備えながらも都会的な洗練さがあり、アウトドアとタウンユースの両方で活躍します。アトムLTジャケットやベータARジャケットなどは、40代メンズのワードローブに加えたい定番アイテムです。

「パタゴニア」も40代メンズにおすすめのブランドの一つです。環境保護への強いコミットメントで知られるこのブランドは、サステナブルな素材と長持ちする高品質な製品づくりで定評があります。トレントシェルジャケットやダウンセーターなどのアイテムは、シンプルながらも機能的で、年齢を問わず長く愛用できるデザインが特徴です。また、リペアサービスも充実しており、長く大切に使い続けることができます。

「ノースフェイス」は、幅広いラインナップと安定した品質で、初心者から上級者まで支持されているブランドです。特にアパレル部門では、定番のマウンテンジャケットやヌプシジャケットなど、機能性とスタイルのバランスが取れたアイテムが豊富です。また、プライスレンジも幅広く、コストパフォーマンスの高さも魅力の一つです。

「マムート」はスイス発の老舗アウトドアブランドで、登山用ウェアとしての本格的な機能性と、都会的なデザイン性を兼ね備えています。特に40代メンズには、シンプルなデザインと落ち着いたカラーリングのソフトシェルジャケットやダウンジャケットがおすすめです。NODWANDシリーズやコンベイシリーズは、高い機能性とスタイリッシュなデザインを両立しています。

「モンベル」は日本発のアウトドアブランドで、日本人の体型に合わせたサイジングと、細部まで行き届いた機能設計が特徴です。特に軽量かつ高機能なダウンジャケットや、コストパフォーマンスに優れたレインウェアは、40代メンズの実用的なアウトドアライフをサポートします。プラズマシリーズやストームクルーザーシリーズは、機能性と価格のバランスが取れたアイテムとして人気があります。

「キュールビズ」は、アウトドア機能性とビジネスカジュアルの要素を融合させたブランドで、40代メンズのライフスタイルにマッチします。トレッキングパンツやシャツは、アウトドアの機能性を持ちながらも、オフィスカジュアルとしても違和感のないデザインが特徴です。特に通勤とアウトドア活動の両方で活躍するアイテムを探している方におすすめです。

「フェールラーベン」はスウェーデン発のブランドで、タイムレスなデザインと頑丈な作りが特徴です。特にGジャンのような見た目でありながら機能的なグリーンランドジャケットや、カンケンバッグなどは、40代メンズの落ち着いたアウトドアスタイルにマッチします。また、エコサークル素材など環境に配慮した製品づくりも支持されています。

「バーブァー」や「フィルソン」などの伝統的なアウトドアブランドも、40代メンズに特におすすめです。これらのブランドは、長い歴史に裏打ちされた確かな品質と、年齢を重ねるごとに味わいを増す素材使いが特徴です。特にオイルドジャケットやウール素材のアイテムは、アウトドアシーンだけでなく、日常のカジュアルスタイルにも違和感なく馴染みます。

また、「ダナー」や「レッドウィング」などのブーツブランドも、40代メンズのアウトドアスタイルを格上げしてくれます。耐久性の高い本革を使用したブーツは、長年の使用で自分の足に馴染み、エイジングも楽しめる一生モノのアイテムです。

このように、40代メンズにおすすめのアウトドアブランドは、高い機能性はもちろん、落ち着いたデザイン性や長く使い続けられる耐久性など、大人ならではの視点を重視したものが中心です。自分のライフスタイルや活動内容、予算に合わせて、長く愛用できるブランドを選ぶことが大切です。

まとめ:自分らしいアウトドアスタイルを楽しもう

この記事では、40代メンズのアウトドアファッションについて、季節別のコーディネートから定番アイテム、おすすめブランドまで幅広く紹介してきました。

最後に、40代メンズがアウトドアファッションを楽しむ上でのポイントをまとめましょう。

まず、40代メンズのアウトドアファッションで最も重要なのは「バランス感覚」です。高い機能性を追求しながらも、年齢に見合った落ち着きのあるスタイリングを心がけることが大切です。若い世代のような派手なスタイルやトレンドを追いかけるのではなく、シンプルで洗練されたアイテム選びが、40代メンズの魅力を引き立てます。

次に重要なのが「ライフスタイルとの一致」です。自分がどのようなアウトドア活動を楽しむのか、どのような頻度で使用するのかを考慮して、適切なアイテムを選びましょう。本格的な登山やトレッキングを楽しむなら高機能なギアが必要ですが、週末のライトなハイキングやキャンプがメインであれば、タウンユースとの兼用も考慮したアイテム選びがおすすめです。

また、「投資価値のある買い物」という視点も大切です。40代という年齢は、一時的な流行よりも長く使い続けられる質の高いアイテムに投資する時期です。初期費用は高くても、長期的に見れば経済的で、エイジングも楽しめる上質なアイテムを選びましょう。特にアウター、シューズ、バッグなどの主要アイテムは、しっかりとした予算を組んで、納得のいくものを選ぶことをおすすめします。

「レイヤリングの技術」も40代メンズのアウトドアスタイルを格上げします。単に機能性のあるアイテムを着るだけでなく、色や素材、シルエットのバランスを考慮した重ね着テクニックを磨くことで、季節や天候に柔軟に対応しながら、スタイリッシュな印象を維持できます。

「アウトドアとタウンの垣根を越える」ことも、現代のアウトドアファッションのトレンドです。特に40代メンズの場合、アウトドア専用スタイルとタウンカジュアルを明確に分けるのではなく、両方のいいとこ取りをしたスタイリングが魅力的です。週末のアウトドア活動で使ったアイテムを、平日のカジュアルデーのオフィススタイルに取り入れるなど、汎用性の高いスタイリングを楽しみましょう。

「アイテム選びの優先順位」も重要です。全身をハイエンドのアウトドアブランドで固める必要はなく、機能性が特に重要なアイテム(例えばレインウェアや防寒着など)には予算をかけ、それ以外は手頃なブランドで補完するなど、メリハリのある買い物が賢明です。

最後に、「自分らしさを大切に」することが、40代メンズのアウトドアファッションの真髄です。流行や他人のスタイルを鵜呑みにするのではなく、自分の体型や肌の色、ライフスタイルに合った、自分だけのアウトドアスタイルを見つけることが大切です。年齢を重ねるからこそ見えてくる自分らしさや余裕を、アウトドアファッションにも反映させましょう。

アウトドアファッションは、単なる見た目の問題ではなく、自然の中での活動をより快適に、より安全に楽しむための重要な要素です。40代メンズの皆さんが、この記事を参考に、機能性とスタイルを両立した自分らしいアウトドアスタイルを見つけ、アウトドア活動をより一層楽しめることを願っています。

季節ごとの美しい自然を、快適で格好良いスタイルで満喫してください。

NNineコラム【ファッション】編集部

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