おしゃれ見え確実!トラックジャケットおすすめブランド7選【メンズ】

スポーツウェアとして誕生し、今や確固たるファッションアイテムとして定着したトラックジャケット。
カジュアルからスポーティまで幅広いスタイリングが可能で、着回し力抜群のアイテムです。今回は、メンズトラックジャケットの選び方から、おすすめブランド、コーディネート術まで徹底解説します。
トラックジャケットとは?今更聞けない基礎知識
トラックジャケットの魅力は、スポーツウェアとしての機能性とファッションアイテムとしてのスタイリッシュさを両立している点にあります。
1960年代に陸上競技用のウェアとして開発され、現在では様々なシーンで活躍する万能アイテムとして進化を遂げています。
トラックジャケットの特徴は、立ち襟(スタンドカラー)とフロントジッパー、そして袖や裾にあしらわれたラインです。
素材は通気性と動きやすさを考慮したものが使用され、スポーツシーンはもちろん、カジュアルなデイリーウェアとしても重宝されています。
たとえば、休日のショッピングや友人とのカフェ巡りなど、リラックスした雰囲気を演出したい場面で活躍します。
近年では、トラックジャケットの人気が再燃している背景には、90年代ファッションのリバイバルトレンドが大きく影響しています。当時、ヒップホップカルチャーやストリートファッションのアイコンとして確立されたトラックジャケットは、現代のファッションシーンでも重要な位置を占めています。
特に、ヴィンテージショップやセレクトショップでは、80年代、90年代製のトラックジャケットが人気アイテムとして高値で取引されているほどです。
また、サステナビリティの観点からも、トラックジャケットは注目を集めています。多くのブランドが、リサイクル素材を使用したモデルや、環境に配慮した生産方法で製造されたアイテムを展開しています。
例えば、ペットボトルをリサイクルして作られたポリエステル素材を使用したトラックジャケットは、環境への配慮と機能性を両立した現代的なアプローチとして評価されています。
ナイロンジャケットに関連する記事はこちら⇒ ナイロンジャケットを着るのに最適な気温は?季節別コーデも解説
選び方のポイント:自分にぴったりの一着を見つけるには?

トラックジャケットを選ぶ際には、サイズ感、素材、カラーの3つの要素が重要です。
それぞれの要素がスタイリングの印象を大きく左右するため、慎重に選ぶ必要があります。まずは、自分の好みやスタイリングの目的を明確にしましょう。
サイズ感で印象が変わる!
トラックジャケットのサイズ選びは、着こなしの印象を決定づける重要なポイントです。
タイトフィットなサイズを選べばスマートでスポーティーな印象に、オーバーサイズを選べばストリートっぽい雰囲気を演出できます。
具体的なサイズ選びのポイントとしては、肩幅がちょうど合うものを基準に考えましょう。インナーの着用を考慮する場合は、1サイズ上のものを選ぶことをおすすめします。
例えば、普段Mサイズを着用している方が、レイヤードスタイルを楽しみたい場合は、Lサイズを選択することで理想的なシルエットが作れます。
体型別のサイズ選びのポイントも押さえておきましょう。
- 背が高い方(175cm以上):丈感が重要になります。特に腕長の方は、袖丈に注意が必要です。一般的なLサイズでも袖丈が短い場合は、XLサイズを検討しましょう。
- がっちりした体型の方:肩周りと胸回りにゆとりを持たせることが重要です。タイトすぎると動きづらく、見た目もすっきりしません。
- 細身の方:あえてオーバーサイズを選んでトレンド感を出すか、ジャストサイズで清潔感のある着こなしにするか、目的に応じて選択しましょう。
また、ブランドによってサイズ感が異なることにも注意が必要です。
特に海外ブランドは、日本のサイズ展開とは異なることが多いため、必ず実寸サイズを確認することをおすすめします。以下の部分の実寸を特に確認しましょう:
- 肩幅
- 身幅
- 着丈
- 袖丈
- 裾幅
素材で快適さが変わる!
トラックジャケットの素材選びは、着用シーンと季節感を考慮して行いましょう。
ポリエステル100%の素材は、軽量で速乾性に優れており、スポーツシーンに最適です。一方、コットン混紡の素材は、肌触りが良く、カジュアルな着こなしに適しています。
たとえば、春先の肌寒い時期には、裏起毛素材のトラックジャケットがおすすめです。価格帯は8,000円~15,000円程度で、ユニクロやアディダスなどのスポーツブランドで購入できます。
夏場は、メッシュ素材や吸汗速乾素材を選ぶことで、快適な着用感を維持できます。
カラーで個性を演出!
トラックジャケットのカラー選びは、自分のワードローブとの相性を考慮することが重要です。
定番のブラックやネイビーは、様々なコーディネートに対応できる万能カラーです。一方、レッドやイエローなどのビビッドカラーは、コーディネートのアクセントとして効果的です。
初めてトラックジャケットを購入する方には、ネイビーやブラックなどのベーシックカラーをおすすめします。これらのカラーは、デニムやチノパンなど、どんなボトムスとも相性が良く、着回しやすいのが特徴です。
コーディネートに慣れてきたら、ポイントカラーや柄物にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
トラックジャケットのカラーは、季節感の演出にも重要な役割を果たします:
【春】
- ペールトーン:ライトブルー、ペールピンク、ミントグリーンなど
- パステルカラー:優しい色合いで春らしい爽やかさを表現
- 着こなしポイント:明るいトーンのボトムスと合わせて、春らしい軽やかな印象に
【夏】
- ビビッドカラー:イエロー、オレンジ、ターコイズブルーなど
- 白ベース:清涼感のある夏らしいスタイリングに
- 着こなしポイント:白やベージュのボトムスと合わせて、爽やかな夏スタイルを演出
【秋】
- アースカラー:ブラウン、バーガンディ、オリーブなど
- 深みのある色調:落ち着いた秋らしい雰囲気を演出
- 着こなしポイント:デニムやチノパンと合わせて、秋の定番カジュアルスタイルに
【冬】
- ダークトーン:ネイビー、チャコールグレー、ブラックなど
- メタリックカラー:光沢感のある素材で高級感を演出
- 着こなしポイント:同系色でまとめた統一感のあるスタイリングがおすすめ
また、肌の色にも配慮したカラー選びが重要です。イエローベースの肌の方は、温かみのあるカラー(オレンジ、ブラウン、イエローなど)が似合い、ブルーベースの肌の方は、クールなカラー(ネイビー、グレー、ホワイトなど)が調和します。
おすすめブランド7選:人気ブランドからこだわりのブランドまで
トラックジャケットを展開するブランドは数多くありますが、それぞれに特徴があり、求めるスタイルによって最適なブランドが変わってきます。
ここでは、様々なニーズに対応する7つのブランドをご紹介します。
ブランドA:スポーティーな定番スタイル
アディダスオリジナルスは、トラックジャケットの代名詞とも言えるブランドです。
3本ラインのデザインは、世界中で愛され続けている象徴的なアイテムです。価格帯は10,000円~20,000円程度で、品質と知名度を考えると非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
特に「SST トラックジャケット」は、1979年の発売以来、変わらぬ人気を誇るモデルです。ポリエステル素材を使用し、耐久性と快適性を両立しています。
カラーバリエーションも豊富で、初めてのトラックジャケット購入にもおすすめです。
ブランドB:ストリート系ファッションに最適
プーマは、ストリートカルチャーとスポーツウェアを融合させた独自のスタイルで人気を集めています。
特に「T7トラックジャケット」シリーズは、サイドの7cmストライプが特徴的で、ストリートファッションのアクセントとして絶大な支持を得ています。価格帯は8,000円~15,000円程度で、カジュアルからモードまで幅広いスタイリングが可能です。
素材には、環境に配慮したリサイクルポリエステルを使用しているモデルも多く、サステナビリティを重視する現代のファッションシーンにマッチしています。
シルエットはややルーズで、トレンドのオーバーサイズスタイルを自然に演出できます。
ブランドC:レトロな雰囲気で個性を演出
フレッドペリーは、テニスウェアのルーツを持つブランドとして、クラシックでレトロな雰囲気のトラックジャケットを展開しています。
特徴的なローレルリースロゴと細身のシルエットは、英国モッズカルチャーを象徴するアイテムとして世界中で愛されています。価格帯は15,000円~25,000円程度で、高級感のある仕上がりが特徴です。
素材には上質なコットンを使用し、着心地の良さと耐久性を両立しています。カラーリングも落ち着いた色調が中心で、大人のカジュアルスタイルに最適です。
ブランドD:高級感のある大人の着こなしに
ニードルスは、日本のストリートファッションブランドとして、独自の解釈でトラックジャケットをリデザインしています。
特にポリエステルジャカード素材を使用したモデルは、光沢感のある生地と繊細な刺繍が特徴で、ラグジュアリーなスポーツウェアとして注目を集めています。
価格帯は30,000円~50,000円程度と高めですが、その独創的なデザインと品質は価格に見合う価値があります。
ブランドE:コスパ抜群の優秀アイテム
ユニクロのトラックジャケットは、お求めやすい価格帯(2,990円~4,990円)ながら、優れた品質と機能性を提供しています。特にドライEXシリーズは、吸汗速乾性に優れ、日常的な着用からスポーツシーンまで幅広く活用できます。
カラーバリエーションも豊富で、シンプルなデザインは様々なコーディネートに対応可能です。また、定期的に有名デザイナーとのコラボレーションモデルも展開され、トレンド感のあるデザインを手頃な価格で楽しめます。
ブランドF:トレンドを押さえた旬のデザイン
セルジオタッキーニは、イタリアンテイストとスポーツウェアを融合させた洗練されたデザインが特徴です。
近年のトレンドである90年代リバイバルの流れを汲んだレトロスポーティなコレクションは、若い世代を中心に人気を集めています。
価格帯は12,000円~20,000円程度で、デザイン性と実用性のバランスが取れています。
ブランドG:個性派におすすめのブランド
カーハートWIPは、ワークウェアブランドながら、独自の解釈でトラックジャケットをリデザインしています。
丈夫なコットン素材と特徴的なカラーリング、ビッグシルエットが特徴で、ストリートファッションのコアなファンから支持を得ています。
価格帯は15,000円~25,000円程度で、耐久性と個性的なデザインを求める方におすすめです。
おしゃれな着こなし術:トラックジャケットコーデ実例集
トラックジャケットの魅力を最大限に引き出すには、適切なコーディネートが欠かせません。ここでは、シーン別におすすめのスタイリングをご紹介します。
トラックジャケットは、着こなし方次第で様々な表情を見せてくれるアイテムです。ここでは、シーン別におすすめのコーディネートをご紹介します。
それぞれのスタイリングのポイントを押さえて、自分らしい着こなしを見つけてください。
大人カジュアルな着こなし
トラックジャケットを大人っぽく着こなすには、シンプルさと清潔感がポイントです。
たとえば、ネイビーのトラックジャケットに白のクルーネックTシャツ、ベージュのチノパン、白スニーカーを合わせると、落ち着いた印象のカジュアルスタイルが完成します。素材感にこだわり、光沢のあるトラックジャケットを選ぶことで、よりエレガントな雰囲気を演出できます。
アクセサリーは最小限に抑え、シルバーの腕時計など、シンプルなアイテムを1点だけ取り入れるのがおすすめです。休日のお出かけやカジュアルな職場での着用に適したスタイリングです。
ストリートスタイルに挑戦
ストリート感のある着こなしを楽しむなら、あえてサイズ感を大きめに選んだトラックジャケットがおすすめです。たとえば、オーバーサイズのトラックジャケットにワイドパンツやカーゴパンツを合わせることで、今っぽいシルエットが完成します。
インナーには、ビッグTシャツやパーカーを重ねて、レイヤードスタイルを楽しむのもポイントです。スニーカーは、ボリューム感のあるダッドスニーカーを選ぶことで、トレンド感のある着こなしが完成します。
スポーツミックスでアクティブに
スポーツミックススタイルは、トラックジャケットの本来の機能性を活かした着こなしです。速乾性の高い素材のトラックジャケットに、ジョガーパンツやスウェットパンツを合わせることで、アクティブな印象のコーディネートが完成します。
カラーリングは、ブラックやネイビーをベースに、アクセントカラーを1色取り入れるとまとまりのある着こなしになります。スニーカーは、ランニングシューズタイプのものを選ぶことで、スポーティな雰囲気を強調できます。
スポーツミックススタイルを成功させるためのポイントをさらに詳しく見ていきましょう:
【素材の組み合わせ】
- メイン素材:吸汗速乾性の高いポリエステル素材のトラックジャケット
- インナー:機能性Tシャツやコンプレッションウェア
- ボトムス:ストレッチ性のあるジョガーパンツやトラックパンツ
- 小物:スポーツウォッチやアスレチックソックス
【おすすめブランドコンビネーション】
- ジャケット:アディダス(8,000円~12,000円)
- インナー:ナイキのDRI-FITシリーズ(3,000円~5,000円)
- ボトムス:プーマのトレーニングパンツ(5,000円~8,000円)
- スニーカー:ニューバランスのランニングシューズ(8,000円~15,000円)
【シーン別アレンジ】
- ジム・トレーニング時
- 機能性重視の組み合わせ
- 動きやすさを重視したサイジング
- 汗をかいても快適な素材選び
- カジュアルな外出時
- スポーティさを残しつつ、カジュアルさもプラス
- デニムとの組み合わせも可能
- アクセサリーでアクセントを
- 休日のアクティビティ
- 温度調節しやすいレイヤードスタイル
- 撥水性のある素材選び
- 収納可能なポケット付きアイテムの活用
セットアップで統一感を出す
トラックジャケットとトラックパンツのセットアップスタイルは、90年代リバイバルの流れを汲んだ今トレンドの着こなしです。
同素材・同カラーで揃えることで、統一感のある洗練されたスタイリングが完成します。
インナーには、シンプルな白Tシャツを合わせるのがおすすめです。
スニーカーは、クラシックなデザインのものを選ぶことで、レトロな雰囲気を演出できます。価格帯は上下セットで15,000円~30,000円程度が目安です。
まとめ:お気に入りの一着でワンランク上のスタイルへ
トラックジャケットは、スポーツウェアとしての機能性とファッションアイテムとしての汎用性を兼ね備えた、現代のワードローブには欠かせないアイテムです。
本記事でご紹介したブランドや着こなし方を参考に、自分らしいスタイルを見つけてください。
特に初めてトラックジャケットを購入する方は、まずベーシックなカラーと定番ブランドから始めることをおすすめします。着こなしに慣れてきたら、個性的なデザインや旬のスタイリングにもチャレンジしてみましょう。
適切なサイズ選び、素材選び、そしてコーディネートの工夫により、トラックジャケット一着でワードローブの可能性は大きく広がります。スポーツシーンからタウンユースまで、様々なシーンで活躍するトラックジャケットを、ぜひあなたのファッションライフに取り入れてみてください。