ダウンジャケットの洗い方を解説!注意点や最適な洗剤は?
防寒性もおしゃれさも兼ね備えたダウンジャケットは、冬の定番アイテムですよね。
ですが、一般的な化学繊維の衣類と比べて、ダウンは非常にデリケートなアイテムです。
季節の変わり目に、ダウンジャケットのお手入れ方法に困っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、ダウンジャケットの洗い方や、お手入れ時の注意点を解説します。
この記事を読めば、お手入れの難しいダウンジャケットも自宅で簡単に綺麗にできますよ!
ダウンジャケットを洗う際の注意点
ダウンジャケットを洗濯する前に、確認しておかなければならないポイントを3つ紹介します。
ダウンジャケットはデリケートなアイテムで、素材にこだわっているものは簡単にお手入れできません。
クリーニングの専門店で綺麗にしてもらわなければならないダウンジャケットもあるので、注意しましょう。
タグの洗濯表示を確認する
まずは洗いたいダウンジャケットのタグの洗濯表示を確認してください。
洗濯機マークや手洗いマークがあれば、自宅でのお手入れが可能です。
手洗い不可のマークがついているダウンジャケットは自宅でのお手入れはできません。
ダウンジャケットの中の羽だけでなく、表面の生地が原因で手洗い不可となっているダウンジャケットもあります。
近年は自宅で洗える、取り扱いが簡単なダウンジャケットも多数登場しているので、選ぶ際の基準の一つにしてもいいでしょう。
最適な頻度で洗う
ダウンジャケットは1シーズンに1度程度の頻度の洗濯で問題ありません。
手洗いできるダウンジャケットでも、洗濯頻度が高すぎるとへたってしまう可能性があります。
あまり頻繁に洗いすぎないことも意識しましょう。
泥などでひどい汚れがついてしまった場合は、その部分だけを石鹸で優しく洗うという方法もあります。
自宅でお手入れできない素材もある
表面にウールやレザーが使用されているダウンジャケットは、基本的に自宅での洗濯はできません。
ダウンジャケットは中の羽だけでなく、表面の生地によってもお手入れ方法が変わります。
タグの選択表示を確認することも大切ですが、素材をきちんと確認した上でお手入れ方法を考えましょう。
ダウンジャケットをクリーニングに出すと、素材にもよりますが、1点あたり2,000円から3,000円程度の料金がかかります。
大切なダウンジャケットを長く着続けるためにはクリーニングも大切ですが、節約のためにも自宅で洗えるダウンジャケットは自宅でのお手入れにチャレンジしてみましょう。
ダウンジャケットの実際の洗い方
ここからは、実際のダウンジャケットの洗い方を解説します。
時間をかけて丁寧にお手入れし、大切なダウンジャケットを綺麗にしましょう。
形を整える
まずはダウンジャケットの形を整えます。
ファスナーを閉めて、元の形に整えましょう。
ファスナーを開けっ放しにして適当に洗うと、乾いたあとに形が崩れてしまいます。
このとき、特に汚れが気になる部分がないかを確認しておくと手洗いの際に入念に汚れを落とせます。
浴槽で優しく手洗い
ダウンジャケットは手洗いが基本です。
浴槽に30度くらいのぬるま湯を入れ、洗剤を混ぜて洗濯液を作ります。
ダウンジャケットを洗濯液に浸し、優しく手洗いしましょう。
ごしごしこするのではなく、中の羽までしっかり洗濯液をしみこませるイメージで押し洗いをしてください。
20回から30回ほどダウンジャケットを押し、全体にしっかり洗濯液が浸み込んだら次はすすぎです。
浴槽内のお湯を抜き、綺麗なお湯で同じく押し洗いを行います。
次は浸み込んだ洗濯液をしっかり浮かせて落とすイメージで洗いましょう。
20回から30回すすいだら、もう一度新しいお湯を入れて押し洗いを繰り返します。
洗濯機の手洗いモードでも洗える!
ダウンジャケットは洗濯機の手洗いモードでも綺麗にできます。
手洗いが面倒な方は、洗濯機を有効活用しましょう。
洗濯機で洗う際は洗濯ネットにいれて、手洗いモード、またはドライモードを選択してください。
脱水が1分以内で終わるモードにしないとダウンジャケットに必要以上のダメージを与えてしまうので注意してください。
タオルに水分を吸わせて脱水
手洗い、または手洗いモードでダウンジャケットを洗ったら、乾かさなければなりません。
いきなりハンバーにかけて干すと重みでダウンジャケットの形が変わってしまう可能性もあるので、まずは乾いたタオルで包みましょう。
ダウンジャケットの形を整えながら、タオルにしっかり水分を吸わせます。
無理に絞ったりたたいたりするとダウンジャケットにダメージを与えてしまうので注意してください。
ある程度乾いたら陰干し
タオルに水分を吸わせ、ある程度乾いたらハンガーにかけて陰干しします。
ダウンジャケットは中の羽がしっかり乾くまで時間がかかるので、十分乾いているように見えても2、3日は陰干ししたままにしましょう。
十分に乾いていないまま片づけてしまうと、ダウンジャケットの型崩れだけでなく雑菌が繁殖して悪臭やカビの原因になってしまいます。
雨などでダウンジャケットが濡れてしまった場合も、水気をふき取って陰干しする習慣をつけましょう。
乾燥機を使ってふっくら感を復元
自宅に乾燥機がある場合は、乾燥機を使うことでダウンジャケットのふっくら感を復元できます。
中の羽がしっかり空気を含むことでボリュームのある仕上がりになるだけでなく、保温性も高められます。
乾燥機が自宅にない場合は、軽くダウンジャケット全体を多胎で、中の羽同時がくっつかないようにしましょう。
そうすることで、乾燥機で乾燥させたようにふっくらと暖かいダウンジャケットに仕上げられます。
ダウンジャケットを洗うのに最適な洗剤
ダウンジャケットを洗う際は、デリケートな洗濯物にも対応する洗剤を選びましょう。
- おしゃれ着用洗剤
- ニット用洗剤
- 中性洗剤
- 石鹸
のそれぞれの特徴を簡単に解説します。
おしゃれ着用洗剤
おしゃれ着用洗剤は、一般的な洗剤と比べると洗浄力が弱いです。
その分衣類へのダメージも少なく、デリケートな洗濯物には最適です。
皮脂や食べ物の汚れは落としにくいですが、ある程度のほこりや黒ずみ程度ならおしゃれ着用洗剤で綺麗にできます。
ニット用洗剤
ニット用洗剤も、洗浄力が低く衣類へのダメージが少ない洗剤です。
ダウンジャケットのようなデリケートなアイテムを洗う際にぴったりです。
冬の季節はニットを綺麗に着続けたい、という方は、ニット用洗剤を常備しておいてもいいでしょう。
中性洗剤
おしゃれ着用洗剤もニット用洗剤も、基本的には中性タイプの洗剤です。
そのため、特別な洗剤を持っていなくても、自宅にある洗剤が中性タイプならばダウンジャケットを洗えます。
ですが洗浄力が高い洗剤は衣類へのダメージも大きくなってしまうので、気になる方はおしゃれ着用など、専用の洗剤をプラスで購入することをおすすめします。
石鹸
ダウンジャケットの一部分にひどい汚れがある場合は、固形石鹸などをその部分にこすりつけてから手洗いをしましょう。
アウトドア用など比較的カジュアルな生地のダウンジャケットであれば、全体的に石鹸をこすりつけてから洗うことも可能です。
表面の汚れを浮かし、新品のように綺麗な仕上がりにしてくれますよ。
石鹸ではなく、水と洗剤を含ませたスポンジで汚れた部分をたたくようにする方法もあります。
ダウンジャケットを洗って綺麗に着続けよう
ダウンジャケットの洗い方と注意点を紹介しました。
ダウンジャケットは暖かくおしゃれで、一度購入すると何年も着続けられ宇アイテムです。
その分お手入れが難しい、クリーニング台が高いという欠点があります。
今回紹介した洗い方を参考にして、自宅でダウンジャケットを洗ってみましょう!